(薬師岳、観音岳)

2000.12.31〜2001.01.02

35mm

6×7

年末年始に南アルプスの鳳凰三山(正確には二山)に行ってきました。
今回行動は単独でしたが山小屋ではラインハルトさん夫妻と一緒になることが出来、とても楽しかったです。コースは夜叉神峠から往復です。

12/31曇り
積雪は去年と違い夜叉神から見られる。稜線近くでは約50cm位。今回は甲斐駒ヶ岳の撮影が目的でペンタックス67にレンズ3本、EOS55にレンズ2本で30kg以上になってしまい、登りもゆっくりであった。朝7時に夜叉神の駐車場を出て南御室小屋に着いたのが15時。先に到着しているラインハルト夫妻と会話も弾み、小屋の暖かさもあり辛い登りの疲れを忘れていく様だ。
南御室小屋に泊まったのは初めてであったが最初の印象とは違い暖かい。豊富なわき水のお陰で食事もよく、ご飯とみそ汁おかわり自由と言うのが嬉しい。

1/1快晴、風強し
朝、暗い内に起きると満点の星空。天気予報では冬型になり山は荒れると言っていたが後でこれ
に騙されたことが分かる。5時半南御室小屋発。稜線直下で日の出。強風が原生林を唸らせている。砂払岳に着くと、展望が一気に広がるが強風で荷物+体重で110kgあるのに体が浮き上がる(@_@)薬師岳小屋にカメラ以外の荷物を置いて観音岳へ・・・
稜線には風で飛んでしまったのか雪はほとんどなし。強風で花崗岩の砂がバチバチ飛んでくる。。砂払岳という名前にも納得。観音岳には風の為コースタイムの倍位かかって到着。雪をまとった甲斐駒ヶ岳が目に飛び込んでくる。しかし強風で三脚もすっ倒れる始末(T_T)(T_T)
絞りは開放に近く設定し早めのシャッターを切る。2時間ほど山頂にいると八ヶ岳や北アルプスも見えてくる。?冬型は?
南を見ると何と駿河湾と伊豆半島まで見える。南アルプスから海が見えたのは初めてであった。
夕方は富士山も赤く染まり満足する。

1/2暴風雪
昨日の天気からは想像出来ない天気である。持っていったラジオが壊れたので天気図を書けなくて状況が把握出来ない(T_T) 雪はますます強くなっていく様なのでこの日の撮影は諦めて早々に荷物をまとめて山を下りる。稜線は大変だが樹林帯は静かでほっとする。雪がシンシンと降っている。夜叉神峠の駐車場14:00着。ここでも雪が降っていて冬型がかなり強いことを物語っていた。